薬物依存とは。
薬に自分が支配されてしまいコントロールできなくなる。つまり自分の意志に反し使ってしまう病気です。WHO(世界保健機構)やAMA(アメリカ医師会)からの専門家から治療によって回復する病気と認められています。
薬物依存は病気です。
これまで我が国においては薬物の使用関連問題については犯罪という側面ばかりが強調されてきました。しかし、この問題には、薬物依存すなわち病気という側面があるのです。友人や家族との約束を破っても、学校や仕事を休んでも、うそをついても、借金をしてでも、薬物を使わずにいられなくなります。薬物依存が大変な病気であることの一つには薬の使用をコントロールできない事自体よりも、これらのトラブルが当事者自身とその周囲にいる人に与えるダメージが挙げられます。
危険なのは法的規制薬物だけではありません。
依存を引き起こす性質のある薬物を精神作用物質といいますがこれらの全てが法律で規制されているわけではありません。病院でもらった薬や、薬局で買った薬で依存症になる人もいます。一部の睡眠薬や鎮痛剤などがそうです。お酒やたばこもそれぞれアルコール、ニコチンという精神作用物質を含んでいます。合法イコール安全とは言えないのです。